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2007年04月30日

あら、あら。



祝、一周年。

飽きっぽいのに良く続いたと思います。

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2007年04月23日

6分間

知り合いの仕事に付き合う。

知り合いが仕事の打ち合わせをしている間、オレは車の助手席で待っていた。
窓を開けっ放しにしていたので、風が気持ちよかった。

ふと窓の下の部分、窓が下から上がって来る部分のところに、
小さな黄金色の蜘蛛が、尻から糸を引きながらのそのそ歩いていた。
尻から吐き出された20センチ程の糸は、白くなったり、キラリと光ったり、透明になったりしながら、ゆらり風になびいている。

綺麗な蜘蛛だな。
蜘蛛は歩く時、必ず糸を吐き出す。

オレがしばらく観察していると。
蜘蛛は蛇行の足を止めて、頭をもたげて小さな顔をこちらに向けた。
小さな蜘蛛の口の辺りにさらに小さな鋏角があって上下に動いている。
綺麗な複眼がこちらをみている。
尻から吐き出された細い糸がキラキラしている。
こいつの目からオレはどう見えるんだろうか。
複眼でどれくらい細かい像が見られるかについてはよく分かっていないそうだ。
蜘蛛に限らず自分が見ている物が他の者にどうみえるのかオレには分からない。
オレはカンダダの話を思い出して蜘蛛を外に放してやった。

ふと、上を見ると電柱の上で二匹のカラスが羽根を休めていた。
いろんな生き物が色んな事情を抱えて生きている。


ちょっと遅い昼飯に豚肉を食べた。






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2007年04月05日

風呂に、入るか。

商品が充実したでかいスーパーで、色んな調味料や食材を見るのは結構楽しい。

隣町に割とでかいスーパーがあって、オレはたまに色々な食材などをまとめ買いすることにしている。

今日はワインを飲みながら時間をかけて飯を作り、やはり時間をかけてだらだら食ってやる、とオレは独りで張り切っていた。

スーパーに着くと買い物かごをカートに乗せて歩き始める。
野菜、鮮魚、精肉、それぞれのコーナーで財布と相談しながらゆっくりと歩く。

オレはいつもスーパーに来ると最低でも二周はすることにしている。
衝動買いを避ける為だ。

一周目を終え、何となく欲しい物を絞り込み二周目を開始する。

買い物かごに食材を放り込みながら、今日のメニューと家に帰ってからの段取りを考えるのは楽しかった。

乳製品のコーナーでチーズの値段の高さに頭を抱えていると、右下の方から泣き声が聞こえる。

二、三歳位だろうか、小さな女の子が泣きながら独りうろうろしていた。

もうさんざん泣いたのだろう、ほっぺには涙の跡がくっきりと付いて鼻水も垂らしていた。

オレは女の子の前でしゃがみ、「どした? お母さんいないの?」と話しかけた。
女の子はオレと目を合わせたが、問いかけには答えずにとことこ歩き始めた。

放っとく訳にもいかずに女の子の後ろを歩き始める。

店員さんに知らせようと思いキョロキョロしてみるものの、こんな時に限って店員さんが見当たらない。
いつもそうなのだが、スーパーに限らずコンビニや飲食店などでも、オレが用事がある時に限って店員さんがいなかったり、忙しそうにしているのは何故なのだろう。

女の子はキョロキョロしながら、とことこ歩いている。
オレもキョロキョロしながら女の子の後ろを歩いた。

五分程二人でキョロキョロしながら歩いたのだろうか・・
オレが店員さんを見つけ、声をかけようとしたのと同時に女の子はお母さんを見つけた。

女の子はお母さんの所に駆け寄るとお母さんの足にしがみついて泣き始めた。
お母さんは女の子を抱き上げて何かを話しかけていた。

オレは一安心して買い物を続けることにした。

間の抜けた話である。女の子は自分の力でお母さんを見つけた。
結局、オレは女の子の為に何もせずに只後を付いてキョロキョロしていただけだ。
端から見れば只の怪しいおっさんだ。

レジで会計を済ませ、商品を袋に詰めていると、さっきの母子が店を出る所だった。
女の子はまだお母さんに抱かれたままで、小さな手でギュッとお母さんの肩の辺りを掴んでいた。

スーパーを出るとすっかり日も沈み、少し雨が降っていた。
少し肌寒く、オレは薄着で出掛けて来た事を少し後悔した。

家に着いて袋から食材を取り出しながらワインを開け、テレビを点ける。
テレビではソマリアの内戦が悪化しているというニュースを伝えていた。

テレビを消し、ブロッコリーとアスパラを茹でながら白身魚に下味をつける。

ソマリアは事実上の無政府状態でもう何年も前から内戦を繰り返している。
状況は最悪でもう回復の見込みも立たないそうだ。

フライパンにバターを入れて小麦粉をまぶした白身魚を焼き始める。

ソマリアでは十歳位の子供が銃を持って戦争をしているそうだ。
銃を肩にあてる事が出来ずに脇に抱えて撃つらしい。

グレープフルーツとオリーブオイルでドレッシングを作る。

ソマリアの子供達はカートというコカインに良く似た麻薬を噛みながら戦場に向かう。

魚を焼いたフライパンでソースを作り、パスタを茹で始める。

ソマリアではレイプが日常的に行われ、自分の親が誰だか分からない子供達が日常的に殺し合っている。

にんにくと唐辛子と舞茸でパスタのソースを作る。
もう一本目のワインはほとんど残っていなかった。

出来上がった料理を皿に綺麗に盛りつけ、グラスにワインをザブザブ注いで食べ始める。

部屋は驚くほど静かだった。

暫くするとオレはべろべろに酔っぱらっていた。

散歩に出掛けることにして表に出る。

雨はもう止んでいて、満月ではなかったが月がとても綺麗だった。

少しぶらぶらして写真を何枚か撮って寒いので家に帰る。

部屋はやはり驚くほど静かだった。

ワインを飲み始める。

部屋の明かりを消し、窓を開けて部屋から月が見えるようにする。

静かに光る月がオレには少し泣いているように見えた。

鏡に目を移すとすっかり酔っぱらったオレの姿がぼんやり写っていた。

ずいぶん髪が伸びている。

近いうちに大嫌いな床屋に行かなければいけない。





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Pirate of 4inches who got drunk 2007年04月
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